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『シャチ死亡に伴う調査委員会の報告』を発表(2011年6月4日)-動物を飼育する資格

 2011年1月14日に名古屋港水族館で死亡した雌シャチ・ナミちゃんの死因・飼育環境について、調査委員会(座長:吉岡基/三重大学教授)が、『シャチ死亡に伴う調査委員会の報告』をまとめ、公表した。

 報告書は、『主治医を明確にせず,本種の飼育・治療に豊富な実績のある水族館が国内にあるにもかかわらず,そことの十分な連携体制をとることができないまま,海外のコンサルタント獣医師に治療方針の多くの部分の判断を依存していたと考えられる問題があった.これにより,同獣医師が,動物の健康状態を直接見ずに治療措置を評価するという事態が生じ,結果的には少なくとも一部は誤ったと判断される治療措置が講じられ,「ナミ」の死亡をより早期化した可能性があると考えられた.』という。

 名古屋港水族館に欠けていたものは、『高度な飼育技術,医療技術』、『十分な連携体制』『飼育管理体制』だけでなく、「自分が飼育している動物の命は自分が守る」という自覚だと思う。
 以前の記事でも述べたが、獣医・飼育スタッフは、日々、シャチのナミちゃんを直接、間近に観察して、獣医であろうがなかろうが、言葉を発さない動物の発する心身の不調のシグナルをとらえるのが仕事だったはずだ。そういう判断を米国の直接ナミちゃんを見ていない獣医に任せたスタッフ、それを是認した館長、無責任すぎる。
 身近にいる飼い主に体調をみてもらえず、米国の獣医の判断で誤った医療措置により命を奪われたナミちゃん、今際の瞬間まで呼んでもらえなかったクジラ博の澤飼育員、どんなに無念だったろうか。

 動物は飼い主を選べない。
 「自分が飼育している動物の命は自分が守る」という自覚がない人間は、動物を飼う資格はない。
 飼育のプロである水族館がこれでいいのか。


 報告書は、『さらなる努力によって高度な飼育技術,医療技術を獲得し,飼育展示を通じてその社会教育的役割をいかんなく発揮することを望む』としている。
毎日新聞は、『名古屋港水族館:シャチ・ナミの死教訓に 新たな飼育容認』という記事で、報告を抜粋し、『名港水族館の祖一誠館長は「提言を真剣に受け止めたい」と話した。』と報じている

 動物を飼うには、お金で手に入るもの(動物、設備、飼育マニュアル本、獣医の診療)よりも大事な条件、お金では買えない心の資格があることを世間に知らせるのも動物園・水族館の役割だ。
 シャチを飼う資格があるとスタッフ一同が確信できるまで、新たな飼育はしないと自制するのが、本当の『社会教育的役割』ではないか。
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名古屋港水族館の飼育員一同さんは、まずは『河合塾』へ行ってください。

 名古屋港水族館(名古屋市港区)で、飼育中のカマイルカの「サラ」(雌、推定17歳)がジャンプの訓練中にプールの外に飛び出し、通路に落ちて死亡する事故が6月4日に起こった。

 毎日新聞東京版(6月6日朝刊)の式守克史記者の、静かな哀しみと怒りのこもった記事で事件を知って、陰鬱な気分になったが、ネット版を読んで絶句した(*1)。
 同記者の記事なのだが、日刊紙の記事とは若干ちがっていて、「アイは今後、別のイルカとペアを組むという。」という日刊紙には無かった一文が加わっている。

 『アイは今後、別のイルカとペアを組むという。』

 満2歳の誕生日に、おそらく目の前で、母親サラを失ったアイ。

 名港さん!!今やることは、それですか?
 目の前で母親を失ったアイの心のケアが最初でしょう?(*2)


 ペアを組むって、パフォーマンスに出す予定している場合じゃないでしょう?(*3)ナミちゃんの調査報告で『高度な飼育技術,医療技術を獲得』とか言ってるけど、真面目にやってください!!

 水族館でトレーニング中にイルカなどが事故死した例は、筆者の知る限り、1989年8月に米国シーワールドで、雌シャチのKandu5が亡くなった事件くらいだろう(*4)。母親Kandu5の死亡時に生後1年弱であった娘のOrkidは、同じプールの雌チャチに育てられたものの、なかなか難しい性格に生長してしまったようである。

 やはり、今回も疑問を持たざるをえないのは、名古屋港水族館の飼育・訓練環境である。
 6/5 14:53 中京テレビは、「後方宙返りのジャンプを練習中、プールの外の職員通路に落ち、胸を強く打って肺の破裂による出血で死んだという。」「名古屋港水族館では、『プールの周囲には落下防止策を施していたにもかかわらず事故が発生した。今後は、このような事故の再発防止に取り組みたい』とコメントしている。」と報じている。
 一方で、毎日新聞は、「後方宙返りジャンプをした際、勢い余って約5メートルの高さから落下した。死因は肺の破裂による出血死だった。今後は訓練の在り方を検討するなど再発防止策に取り組む。」としている。

 落下防止策がなされていたのか否か、はっきりしてほしい。
 ネット社会のこわいところで、落下の瞬間を見てしまった人の情報が幾つかあるが(苦笑)。

 いずれにせよ、イルカの体長・体重を考えて、プールの中央で訓練していれば、後方宙返りしてプールの外に出てしまう・・という事態は避けられたのではないか。
 鴨川シーワールドでは、ルーピングキックという後方宙返りの大技をしているが、プールも名古屋港水族館に比べて小さいし、動物もシャチはイルカに比べて体長・体重とも大きいが、失敗したという話はきいたことがない(*5)。プールの中央で、宙返りして尾びれでキックするボールの位置をシャチのジャンプ力に合わせて微妙に調節して行っているからだ。

 名古屋港水族館の飼育員一同の皆様、まずは『河合塾』(名古屋発祥の大学受験用の進学塾)で高校物理の授業を受けて、「遠心力」とか「力積」とか「重力」とか勉強なされてはいかがでしょうか?

 とにかく、飼育の目的は飼育展示であったはずなのに、本来の目的ではないはずのショーの訓練中に命を落とすとは本末転倒で、イルカのサラさんには『人間』を代表して、心からお詫び申し上げたい。

 私はシーシェパードの活動には全く共感しない。ましてや、シーシェパードの人が太地町でクジラの命を余すところなく戴いてきた漁民の皆さんに向けた言葉を軽蔑する。
 しかし、今回のカマイルカ・サラさんの死、シャチ・ナミさんの死については、シーシェパードの使った言葉が、一番ぴったり合うような気がしており、今後、この記事を英訳する時には、その言葉を訳語として使用するつもりである。

 名古屋港水族館におかれては、飼育技術以前の問題について、大胆に見直しをなさってはいかがでしょうか。

(*1)ネット上の記事は消えるので、全文を掲載する。
<名古屋港水族館>カマイルカ「サラ」死ぬ 訓練中飛び出し
毎日新聞 6月5日(日)18時34分配信

 名古屋港水族館(名古屋市港区)は5日、飼育中のカマイルカの「サラ」(雌、推定17歳)がジャンプの訓練中にプールの外に飛び出し、通路に落ちて死んだと発表した。

 水族館によると、サラは4日午後2時ごろ、後方宙返りジャンプをした際、勢い余って約5メートルの高さから落下した。死因は肺の破裂による出血死だった。今後は訓練の在り方を検討するなど再発防止策に取り組む。

 サラは体長2.11メートル、体重106キロ。08年12月、和歌山県太地町沖で捕獲され、水族館に来た。09年6月に「アイ」(雌)を出産し、今年1月から親子でショーに出て人気を集めていた。4日はアイの誕生日だった。

 飼育を始めた時からサラを見守っていた斎藤豊・飼育展示第2課長は「サラはこの水族館で出産した初めてのカマイルカだった。アイの誕生日に亡くなったのは非常にショック」と肩を落とした。アイは今後、別のイルカとペアを組むという。

 水族館では1月にシャチの「ナミ」(雌、推定28歳)が死んだ。外部有識者らで構成する調査委員会が4日、「飼育管理体制の改善が不十分だった」との検討結果を公表した。【式守克史】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110605-00000031-mai-soci
(*2)筆者は、名港水族館がカマイルカのルルちゃんをパフォーマンスに出演させていることも疑問である。ルルちゃんは、シャチのクーちゃんを見送り、シャチのナミちゃんを見送ったイルカである。ずっとシャチ2プールで同居していたシャチのナミちゃんの傍らで今際の瞬間を医療プールで付き添い、いきなりイルカと同居させられショーに駆り出されるルルちゃん。不憫である。
(*3)名港水族館のファンの方のブログには『今日、少しだけ行きましたがバースデイイベントでは、連続ジャンプを拒否するなど様子がおかしかったですね。 飼育員も平常心を保っているものの、動揺を隠すのに必死の様子でした。』とある。母を前日うしなった2歳のイルカに連続ジャンプを強要する鬼畜集団。動物は飼い主を選べない。愛知県・名古屋市が行うことは、シャチの導入ではなくて、『いのちの教育』の徹底的な見直しではないだろうか。
(*4)くわしくは、Kandu5、Corkey2あたりでネット検索されたい。
(*5)シャチがプールから飛び出してしまった事故は、ラビーが勢いあまって飼育員用のプールに飛び出してしまった事故がある。くわしくは『さかまた』のバックナンバーを検索されたい。

ナミちゃんの飼育員 澤さん(くじらの博物館)のプロフェッショナリズム

 ナミちゃんについて検温に非協力的でワガママという見方もあろうけれども、山川徹氏『捕るか護るか?クジラの問題』(技術評論社)P168には、
 『コイツは、もう23年もここにいるベテランですから、検温にも採血にも慣れている。楽にできるんですよ』という、くじらの博物館の飼育員(澤氏)のコメントが載っており、
 ナミちゃんは人間に飼育されるという人生を粛々と受け入れた誠実で真面目なシャチだと筆者は主張した。

 ところで、ここに出てくる『澤』さんという飼育員は、ナミちゃんに名古屋まで付き添った方だと筆者は勝手に考えている。同書の『澤』さんの描写や、ナミちゃんの体温測定している写真(P167)に写っている人物が彼と一致するから。
 
 この方、どこかのブログで、ものすごく鋭い眼光をした写真を見て、只者ではないなと気になっていた。

 こんなこと言っては失礼だけど、和歌山の辺鄙な観客数もまばらな水族館なのに、ネット上でみる動画や写真では、いっつも髪型と服装がキチンとしていた。だから、ナミちゃん死亡のニュース写真で名古屋港水族館の医療プールに彼の姿をみつけて、「最後は会えたんだーー」と、筆者は少しだけ安堵したのだ。

 山川徹氏『捕るか護るか?クジラの問題』(技術評論社)のP164~186あたりに、澤さんを取材した記述があるのだが、筆者は感動して鳥肌がたった(ついでに泣いてしまった)。

 澤氏は、飼育員になって4年だというが(取材当時:本書は2010年4月25日初版)、天職を得たプロフェッショナルだ。 皆さんに本書にあたっていただきたいけど(←そのほうが、感動するから)、澤さんの言葉で感動したことを紹介しておきたい。
(P168)「重要なのは目を養うこと」と澤はいう。「落ち着いて動物の様子をじっくり見る時間があるのが、朝。食欲はあるか、泳ぎ方に変化はないか。いつもと違った様子はないか……。動物達が発するヒントやシグナルを見逃しては絶対にダメなんです。体温や血液検査ばかりに頼るわけにはいきません。ちょっとした変化に気付くことができれば、早い段階で対処できる。新人のころには分かりませんでしたが、毎日、見ていると徐々に目付きや顔付きで今日はなんかパッとしないな、調子悪そうだなと察することができる。雑用をこなしながらも、常に目を配っておかないといけないんですよ」
(P174)「なぜ食べないのか。正解があるわけではありません。同じことを繰り返しても解決できない場合がほとんど。失敗を踏まえ、食べない理由を想像する。その原因をひとつひとつクリアしていくのが私たちの役目。人間の都合で見知らぬ場所に連れてきたわけですから、できる限りのことはしてあげないと
(P183)(イルカの繁殖失敗の経験にふれて)「悔しかった」と澤は零した。「なぜ失敗したのかを分析して次に活かしていかないと無駄死にになってしまう。それが、死んだイルカに対するせめてもの償いだと思うんです
(P184)「怖いのは、慣れ

 情熱的かつ真摯に仕事に取り組みながら、常に冷静な視点を失わないプロフェッショナリズム。ここにはモッタイないので掲載しないが、P184のバンドウイルカのトレーニングのくだりは、なるほどーーと唸ってしまった。

 仕事には年数も必要だとは思う。だけど、才能・努力がない人は、何年経験を積んでも意味はない。だって、何が重要かキャッチするフィルターがなければ、いつまでたっても同じことの繰り返しだから。

 澤氏は、繁殖研究にも関心があるという(P184)。
 
 みなさん簡単に仰るが、繁殖研究っていうのは、私が科学論文を読んだ限り、飼育技術を要する。シャチを含む鯨類の場合、ふだんは格納されている生殖器を出さなければならない。これって、直腸体温以上に難しいと思う。
 こういう方こそ、ビンゴ・ステラの繁殖研究(←それが本当に必要なら)に関与すべきだと思う。
 太地町は、23年間大事に育ててきたナミを譲渡して、5億円を得た。
 このお金は、正々堂々と持っていればよい。

 ただ、一つのアイディアとして。
 2億くらい吐き出して、ビンゴ・ステラをブリーディングローンで5年間借り入れて、澤氏に繁殖研究を委ねてみては、どうだろうか?

 そこで、ビンゴ・ステラを繁殖させるなり、オスカー・ステラを人工授精させるなり、あるいは、ビンゴ・ステラと米国シーワールドのシャチとの人工授精を行う。
 その間に、鴨川は2億とスペースをゲットして、ラン・オスカーあたりと米国シーワールドのシャチとの人工授精を行う。

 鴨川シーワールド以外に繁殖のノウハウをもった人材がいることは、中長期的には絶対にいいと思う。そして澤氏は、それに値する逸材だと思う。 前にも書いたが、シャチは妊娠期間が長い。時間を有効に使うべきだと思う。

ナミちゃんの名誉回復― 検温に非協力的でワガママな女王だったのか?

*本記事については、転載・2次使用を無条件で承諾いたします*。

 わたしはシャチのナミちゃんを自分の目で見たことがない。
 ナミちゃんについてネットで調べていくと、「ワガママ」「ご機嫌ナナメ」「女王」といった形容詞をよく目にする。
 実際に、ナミちゃんをご覧になった方がそのように思われるのであれば、それはそれで真実なのだろう。個人のご自由だ。

 『シャチのナミちゃんは体温測定嫌い!』という動画があるが、このタイトルは否定しない。だって、『体温測定嫌い!』じゃない野生動物がいるはずないから。食うか食われるかの自然界では他の動物に手を触れられることは、即ち死を意味する。まして、肛門は排泄器官だ。

 しかし、ナミって、そんなに身勝手でワガママなシャチだったのだろうか?
 鴨川シーワールドにいる子シャチのアース君(2歳)が直腸体温測定に素直に応じているのを見て、ナミが対応できないはずないよ・・おかしいよ・・と納得いかない気持ちでいた。
 そうこうしているうちに、2011年1月14日にナミが亡くなっていまい、間違って石を飲み込んじゃって死に至った頭の弱いシャチという見方(←私の知人は、新聞記事を読んで実際にそう思ったと言う・・)が醸成された。
 絶対にナミの名誉を挽回してやると誓った。
 たまたま読んだ本、山川徹氏『捕るか護るか?クジラの問題』(技術評論社)(2010年4月25日初版)に、ナミのことが載っていた。やはり、正義は勝つ。

 以下、168ページの記載を引用する。
 「シャチは、澤の指示に素直に従ってた。ずいぶんトレーニングされているなと感心した。」
 「『コイツは、もう23年もここにいるベテランですから、検温にも採血にも慣れている。楽にできるんですよ』 澤は、肛門から体温計を抜いてホイッスルを吹き、『よし』とシャチにサバを数匹を与えた。」

 わたしは真実と事実という2つの概念があることを否定しない。
 やはり、ナミは自分のやるべきことは守る勤勉なシャチだったのだ。
 誤解を恐れずにいえば、ナミは和歌山のくじらの博物館では楽に検温できたが、名古屋港水族館ではなかなか検温が上手くいかなかったというわけだ。

 ナミは粛々と自分の運命(人間に飼育される)を受け入れた立派なシャチだったと私は言いたい。
 悪いのは本質を見る目を持たない人間であり、ナミではない。

 山川氏の著書をナミちゃんの霊前に捧げる。


 なお、山川氏の著書の「澤」さんのくだりが感動的だったので、この後の連載で紹介したい。

名古屋港水族館はシャチではなく、ミンククジラ飼育を頑張って下さい!!

☆この記事は、転載・2次使用フリーです。ご賛同くださる方、ご使用ください☆

 前々回の記事で、ナミちゃんの死因・飼育環境調査委員会のメンバーに大隅清治博士が加わったので、この機会に名古屋港水族館で計画した「ミンククジラの飼育」を強く再提言していただきたいと書いた。

 今日は、博士の著作「クジラを追って半世紀ー新捕鯨時代への提言」(成山堂書店)からその文章を引用して、紹介したい(本に著作権の記載がないので、引用させていただく)。

193ページ
「1999年に名古屋港水族館で鯨類飼育水槽の建設計画がなされたときに、私は検討委員会のメンバーに選ばれて、何回か会議に参加した。その時も、計画している大水槽には、すでに多くの水族館で飼育されているシャチよりも、世界で未経験のミンククジラを飼育するのが立派な大水槽に相応しく、これを飼育すれば、世界に大きく情報発信して、館の名を高めることができると力説した。水族館側でも「ミンククジラの実験的飼育計画」を2000年に纏めた。しかし、“尾張名古屋は城で持つ”であり、名古屋城の天守閣に金の鯱鉾がある以上、名古屋ではシャチでなければならないとする、市の上層部や市議会の意向に水族館側も逆らえず、結局シャチを飼うことに決められてしまった。」

 クジラをめぐっては、最近きなくさい事件が多いが、以下のとおり、きちんとした手続をふめば、ミンククジラの飼育も可能なようである。

189ページ
「これらの経験に刺激されて、私は米国から戻ると、早速に『鯨研通信』第242号に「大型鯨類の飼育を成功させよう」という論文を書いた。まず、この技術開発の必要性を述べ、それまでの世界における実例を紹介し、政府の許可の取り方、プロジェクトチーム作り、技術的問題点と研究項目を示唆し、最後に当面の目標としてヒゲクジラ類ではミンククジラ、ハクジラ類ではマッコウクジラの飼育研究から始めることを呼びかけた。
 その後、日本では、鴨川シーワールドがアイスランドからシャチを導入して、飼育、調教、繁殖に成功し、アドベンチャーワールド、太地町立くじらの博物館、伊豆三津シーパラダイス、名古屋港水族館もシャチの飼育を始めたが、世界の水族館がいまだにミンククジラやマッコウクジラの飼育を試みてはおらず、私の呼びかけに応じないでいるのは残念である。」

 国際捕鯨取締条約(ICRW)の第8条に基づき、国際法上認められている調査捕鯨を、現政権が暴力に屈して中止したのは、法の支配をゆがめるものとして、極めて残念に思う。

 大隅博士らが長年の研究で明らかにされたとおり、ミンククジラは俊敏で繁殖力も強いため、推定資源量が年々増加している。日本の漁業やシロナガスクジラの回復にも影響があるのではないか。
 やはり、大隅博士の提唱されたミンククジラの家畜化が今こそ議論されるべきではないか。

 194ページによれば、「クジラの家畜化構想は、その後も時々浮上する。長崎県の平戸市の市会議員と市職員が2001年のあるとき、民主党の鮫島宗明衆議院議員に相談に伺った際に、「産業廃棄物処理場の建設よりも、クジラを飼育した方が、夢があっていいですよ」との示唆をいただいて、私を訪ねて下さった」ともある。

 民主党さん、SSに屈して法の支配をまげてしまった後始末をしてくださるか、わたしはじーーっと見ておりますよ!
 鮫島宗明衆議院議員(民主党)には国益を考えた行動、ナミちゃんの死に際して「水族館のある港区市会議員として受入に反対できなかった自分を恥じております。申し訳ありません。 」と表明された安井伸治名古屋市議(民主党)には、「自分自身同様絶対許せん」のなら、ぜひとも頑張っていただきたいものです。

 大隅博士へのメッセージは、名古屋港水族館気付あるいは日本鯨類研究所気付で、自分の連絡先を示して送るつもりです。
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