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名古屋港水族館のナミちゃん死因・飼育環境調査委員会に一言

☆この記事は、転載・2次使用フリーです。ご賛同くださる方、ご使用ください☆

 2月17日の報道では、3月上旬を目処に名古屋港水族館のナミちゃん死亡原因・飼育環境調査委員会の結論が出るということだった。

 もう3月上旬である。“あとのまつり”とならないよう、現時点での『わたしの少数意見』を述べておきたい。

 まず、調査委員会の方には、『シャチのナミちゃんは体温測定嫌い!』というYoutube動画をご覧いただきたい。鯨類の専門家の目で見れば、いろんな情報が得られると思う。

 鴨川のビンゴ・ステラのブリーディングローンについては、ナミちゃん死亡で目的達成できなくなったのだから、契約消滅が常識的な帰結だ。
 名古屋港水族館はブリーディングローンが必要だというのなら、稀少なシャチ2頭(国内に残された繁殖可能なシャチは5頭である)が関わる繁殖研究なのだから、調査委員会が納得するような具体的な研究計画を明示してほしい。
 率直に申し上げて、クーちゃんで行ったようなのは『研究』の名に値しないと筆者は考える(詳しくは、連載(9)を参照されたい)。
 薄々気付き始めている人も多いと思うが、クーちゃん、ナミちゃんの繁殖研究で鯨類の研究者がいる大学と協定していない時点で、推して知るべきなのである。

 鴨川シーワールドはブリーディングローンを継続するというのなら、買戻特約付きで一旦譲渡し、途中で万が一の場合は、未経過の期間の代金を堂々と受け取れる仕組みにしたほうがよい。鴨川は貴重な2頭のペアを貸し出すのだから当然だろう。1頭だけ残った場合の特約もつけたほうがいい。ローンにするか譲渡にするかで異なるのは、子シャチの所属
なんだろうが、5年の期間で産まれるのは2頭だろうし、だとすると2頭目が名古屋のものになるだけだ。むしろそのほうが、1頭残して両親が去るよりも良いのではないか?
 あえてローンにするなら、死亡の場合は、巨額のペナルティーを支払う仕組みにしたほうが良い。あまり報道はされていないが、中国のパンダの契約では、そのような条項を設けており、神戸市立王子動物園は昨年9月に死亡したパンダについて巨額のペナルティーを中国に支払うことになった。
 そして、貸し出し相手は、名古屋港水族館よりも、和歌山のくじらの博物館がいいと思う。くじらの博物館は貴重なナミちゃんを手放したのだから、譲渡代金5億円は堂々と享受していいのだが、ブリーディングローンだったら(7ヶ月だから)1億だったのに売買だから5億・・という穿った見方をする人がいることも現実である。だったら、そのお金の一部で鴨川から2頭を借り入れてはどうか?ナミを23年間飼育したノウハウもある。三重大学も近いから、鯨類繁殖研究の第一人者の吉岡教授のアドバイスも受けやすいだろう。鴨川も5億といわず、しばらくの期間、プールにスペースができ、エサ代もカットできると割り切って、2億くらいで手を打ってはどうか。今後の5年間で2頭の出産も不可能ではないだろうが、今の鴨川のプールでそれは無理なのは自明だと思う。ビンゴ・ステラは、静かな入り江でまったりと子作りに励めばよいと思う。一応、入り江の底には誤嚥防止の金属製の網でも敷いておけば(石の誤嚥でシャチが死なないように)、地元の業者も工事費で潤いウッシッシである。

 名古屋港水族館は、大隅博士の提言に従い(大隅清治博士著『クジラを追って半世紀』P193参照)、ミンククジラを飼育してはどうか。
 “名古屋城は城で持つ”“名古屋城といえば金の鯱鉾”“だからシャチ”とか言っている場合ではないのだ。『生物多様性』を無視した飼育計画を立てていては、世界からの批判は免れえないだろう。
 昨今のシーシェパードの動きと不甲斐ない政権のせいで、調査捕鯨はしばらく暗礁に乗り上げ、場合によっては再開不能になるだろう。そうするとミンククジラを野生から取り込むのは不可能になる。いま然るべき合法的な手続によって、数頭確保しておくべきだ。いましかない。もう時間がない。
 動物保護団体は、クジラを殺して調査する必要はあるのかと仰っている。ならば、水族館で飼育展示をしながら生態研究・繁殖研究すれば、文句の言いようもないだろう。これが奏功すれば、ミンククジラがいかに大量の餌を食べるか、どれだけ繁殖力が強いかが、実証され、日本の調査捕鯨の正当性が論証できるというおまけもつく。

 それでも、どうしても名古屋港水族館がシャチに固執すると言うのなら、ララとアースを借入れ、Shouka(米国)(または、米国シーワールドのメスシャチ)とKshamenk(オス:アルゼンチン)も借入れ、飼育してはどうか?当初のオス1頭、メス2頭状態が作れるのだ。生々しい話で恐縮だが、アルゼンチンは2001年の未曾有の金融危機でヘトヘトである。5億も使わなくてもローン可能だろう。しかも、むこうはプール設備が不良で動物保護団体が可哀想だと言っている。ララのお婿さんを迎えて新居を提供すれば、まさに三方両得ではないか。Shoukaもララも妹の出産に立ち会って子育てを見ているから、お互いの出産をサポートできるだろう。
 『シャチのナミちゃんは体温測定嫌い!』という動画を見る限り、名古屋港水族館が人工授精研究を行うのは厳しいと思う。23年間飼育下にあり慣れているナミの直腸体温測定がスムースに行かないのである。どうやってオスシャチに生殖器を露出させるのだ?これこそ、下手するとSSが黙っていないだろう。

 誤解を恐れずに言えば、私の本音は、鴨川シーワールドには、中国のたくましいパンダビジネスをならって、割り切ってシャチのブリーダーになってほしい。海外の水族館とはバーターでブリーディングローンを行い、国内の水族館には有償でブリーディングローンを行い稼げばいい。40年もの間、民間企業なのにシャチの飼育・繁殖にリソースを投入したのだから、それなりの報酬はあってよい。鴨川は国内無二のシャチ飼育施設であることに、もっと健全なプライドを持ってほしい。
 具体的には、サーフスタジアムのイルカには出稼ぎに行ってもらい、シャチプールにして(事実、オーシャンスタジアムが出来る前までは、ビンゴだってサーフスタジアムで飼育されてたのだし)、ビンゴ・ステラをそちらに移動して、ビンゴ・ステラには子作りに専念してもらう。空いたサブプールにはララを移して、ここに海外から婿シャチを借り入れて繁殖させる。
 資金は、地元の信用金庫とか千葉銀行あたりとタイアップしてロングの資金を入れればよい。シャチドリーム定期預金(シャチが表紙のオリジナル通帳、鴨川シーワールド入場券年間4枚交付、シャチに子どもが生まれたら金利がアップ、シャチトレーナー体験を懸賞抽選でつける)を企画してはどうだろうか。
 信託でファンディングするのも手だ。前にも書いたが、米国シーワールドのビジネスユニットは、世界有数の投資会社ブラックストーンが譲り受けた。これは、シャチの観客動員収益力が高く評価されたことを意味する。

 鴨川には強かにしなやかに頑張ってほしい。
 

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