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連載(5)― 名古屋港水族館の謎(1)- ナミの展示は早急に過ぎたのではないか


 名古屋港水族館の公式サイトやYoutube上に残された動画によれば、名古屋港に平成22年(2010年)6月18日に到着したナミちゃん(以下、敬称略)は、医療用プールで健康チェックをうけた後、翌日の19日にはシャチプール2に移動している。

 ナミは和歌山太地町の入り江で24年間暮らしてきた。
 一般に、野生から水族館へやってきたイルカ達にとって、プールの壁への恐怖心を取り除くのが飼育の第一の関門となり、エサを使いながら通常1~2ヶ月を要するといわれている。(*1)
 ナミは来名の翌日19日には来館者が見学できるシャチプールに移動しているが、和歌山から同行してきた飼育員とのコミュニケーションが上手くいったのか、同月24日には、シャチプール2でジャンプトレーニングを披露するようになった。

 1週間も経たずにプールの壁を克服したとするならば、おそろしい『適応力』である。

 今回、初めて知ったのだが、名古屋港水族館には、床が可動式になっている医療用プールがあるという。
 シャチのような大きな動物を治療する場合、水を張っていたら泳いで逃げられてしまう。しかし、プールの水を落水すれば、何トンもの水の入れ替えを必要とする。シャチにかかる自重も考えながら、動きを封じる(尾びれなど動かして暴れると治療者に危険が及ぶ)絶妙な水位コントロールが必要となるが、床が可動式というのは、まことに便利だ。

 しかし、いったん広いシャチ2プールに移動した後に、狭い医療プールに戻るのは、やはり閉塞感があって難しいものだ。しかも、医療用プールに悪い思い出があれば、シャチは頭がいいから、医療用プールに入れられる=>いやなことをされるという回路ができてしまい、治療の目的を達し得ない。

 いろいろ困難はあったと思うが、シャチプール2に移ってから、医療プールへの移動訓練が行われたのか、不明である。
 結局、ナミは来名の翌日19日には来館者が見学できるシャチプールに移動し、以降、平成22年12月中旬に体調不良が判明し投薬治療をはじめてからも、亡くなる前日の1月13日まで、シャチプール2で過ごすことになった。

 飼育環境を整える前に、展示を急いだ可能性はないか、疑問が残る。

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